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日本人作家

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152 - 『ONOSATO オノサト・トシノブ』

オノサト・トシノブ 南画廊 1964年 30.2×21cm 44P

発行:南画廊 発売:美術出版社 カラー図版14点、モノクロ図版4点
テキスト:久保貞次郎、瀧口修造、オノサト・トシノブ
パラフィン破れ、多少の経年変化はありますが、概ね良好

◆戦後の現代美術を画商として主導した志水楠男の南画廊が発行したオノサトの画集です。
「あなたはなぜ『円』をえがくかと、時々質問をうけるのであるが、私自身では、これほどあたりまえなことはないではないかと思うのである。(中略)『円』は、私にとって目的でも、主題でもないようである。」というオノサト自身のことばが印象的です。

◆オノサト・トシノブ(おのさと としのぶ)は、1912年長野県生まれ、本名・小野里利信。
10歳のとき群馬県桐生に移り住む。津田青楓洋画塾に学ぶ。日本の抽象美術の先駆者として、親友の瑛九らとともに戦前、戦後と前衛美術の道を歩み続けた。35年黒色洋画展を結成、38年には自由美術家協会会員となる(〜56年、以後無所属)。41年に一兵卒として出征、戦後のシベリア抑留を経て48年に帰国。64年、66年にはヴェネツィア・ビエンナーに日本代表として出品、国際的にも高い評価を獲得した。
油彩の他、約200点の版画作品(リトグラフ、シルクスクリーン)も残した。東京国立近代美術館など多くの美術館に作品が収蔵されている。生涯、円を描き続け86年死去。

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151 - 『元永定正 ハンドブック』

金関寿夫 高橋亨 現代版画センター 1980年 22×11cm 59P

図版・写真:38点(モノクロ) 
金関寿夫「こんな絵を描いたやつの顔見たい、元永定正のこと」、
高橋亨「元永定正のファニーアート」、元永定正 略歴

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149 - 『没後15年 銅版画の詩人 駒井哲郎回顧展』図録

駒井哲郎 資生堂 1991年 26×18cm 63P

収録図版:85点(油彩、水彩、銅版、木版、モノタイプ) テキスト:中林忠良、野見山暁治、駒井美子、福原義春、中村稔、河合晴生、 解題:綿貫不二夫 出品リスト 年譜 
企画・編集:資生堂企業文化部、アルスマーレ企画室  デザイン:ディスハウス(北澤敏彦)
*シリーズ企画<資生堂ギャラリーとそのアーティスト達>の第1回展図録

◆「銅版画の詩人」と謳われた駒井哲郎(こまい てつろう 1920〜1976年)は、戦後の荒廃した中でいち早くサンパウロビエンナーレ展で受賞し、棟方志功とともに「版画王国日本」を世界に知らしめた功労者である。若くして日本版画界のスター的存在となり、その後の現代版画をリードし、多くの俊秀を育てた。
東京芸大教授のまま56歳の若さで死去したが、駒井の初個展は1953(昭和28)年に銀座の資生堂ギャラリーで開催された。このカタログは、ゆかりの資生堂が没後15年を記念して1991年に開催した回顧展の美しい図録である。従来のカタログと異なり、モノタイプやカラー銅版など、「色彩画家」としての駒井の側面を強調した内容になっている。

詳しい略歴は、http://www.tokinowasuremono.com/editiong/9komai.html をご参照下さい。
また世田谷美術館の駒井哲郎展カタログに執筆した私の拙文、
http://www.tokinowasuremono.com/essayg/komai01.html も併せてお読み下さい。

1,000円/ 税込価格 1,100円

148 - 『砂丘・子供の四季』サイン本

植田正治 朝日ソノラマ 1978年 20.7x21.7cm

テキスト:山岸章二、草森紳一 図版93点 植田正治直筆サイン入り
*1978年に朝日ソノラマからソノラマ写真選書11として出版されたもので、「童暦」をもとにして、砂丘シリーズの代表作と合わせ1948年から1975年の作品を収録しています。

下に掲載するのは、収録作品の一つで、オリジナル・プリントが2008年に開催したときの忘れものの「植田正治写真展」に出品したのでご紹介します。

「童暦」は、1971年に中央公論社から「映像の現代」第3巻として出版された写真集のタイトルです。1955年頃から1970年頃までに撮影され、写真誌等で発表されてきた作品をまとめたもので、植田正治のフィールドである山陰の自然の中で子供たちの姿を四季を通して捉えたシリーズです。
紹介する作品は、その「冬」からの1枚です。畑の中の一本道、どなたも東山魁夷の1950年の作品「道」を連想されると思います。植田正治ももしかすると「道」を見ていたかもしれません。しかし、東山の道の両脇にあるのは青々とした夏草で、日差しさえ感じさせる一方、植田の道の両側は既に葉のなくなった桑畑で、まっすぐに伸びた白い道の彼方には、マントでも羽織っていそうな二つの影があり、寒風の冷たさを感じます。形は似ても、その印象はまるで異なる作品です。
植田正治は暗室作業を楽しんで行っていました。この作品についても、焼くたびに両脇の畑の焼きこみ具合や、道の白さが違っていて、1枚として同じプリントはないそうです。


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147 - 『靉嘔版画全作品集「虹」1954-1982増補版』

久保貞次郎編 靉嘔 Ay-O 叢文社 1982年 29.7×22.7cm 303P

テキスト:久保貞次郎 靉嘔 図版:モノクロ 156点、カラー 295点 収録リスト 略年譜
*1979年に刊行された同名の作品集にその後制作された作品を加え、1982年までの版画作品のカタログ・レゾネとして新たに刊行された。それぞれの作品に靉嘔自身が詳細な解説を加えていて、作品を理解する上で非常に良い資料になっています。
残念ながら出版社が倒産してしまい、いまや入手困難なカタログ・レゾネです。

◆靉嘔(あいおう)は、1931年茨城県生まれ、東京教育大学卒。デモクラート美術家協会に参加し画家としての出発点で瑛九に大きな影響を受ける。デモクラートの解散声明は靉嘔が起草した。58年渡米し、ニューヨークにアトリエを構える。62年前衛集団「フルクサス」に参加。66年ベネチア・ビエンナーレ出品。69年ジャパン・アート・フェスティバル大賞をはじめ、現代日本美術展、東京国際版画ビエンナーレ、サンパウロ・ビエンナーレなど多くの国際展で受賞。90年日本芸術大賞、95年紫綬褒章受章、日本を代表する現代美術作家として活躍。「虹の靉嘔」と言われる鮮やかな画面構成は国際的にも高い評価を受けている。

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145 - 『SUGAI』オリジナル・リトグラフ2点付特装本

菅井汲 ジャン=クラランス・ランベール リブロポート 1991年

函付 テキスト:ジャン=クラランス・ランベール 訳:永盛克也
特装版:限定99部(42/99)
挿入作品
1)「作品」リトグラフ 23×16cm 限定99部 鉛筆サイン
2)「作品」リトグラフ+エンボス 26.5×20cm 限定99部 鉛筆サイン

◆菅井汲(すがい くみ)は、1919年兵庫県生まれ、本名・貞三。
18歳で阪急電鉄宣伝課に入りデザイナーとして活躍、プロ野球の阪急ブレ−ブスのマークや、戦後初めての甲子園野球大会のポスターなど制作した。はじめ中村貞以に日本画を学び画家を志すが、52年フランスに渡り、以後晩年までパリに暮らした。渡仏後はクラヴェン画廊での個展が大きな反響を呼び、たちまちパリ美術界のスターとなる。55年から版画制作を開始し、リトグラフ、銅版、シルクスクリーンなど生涯に約400点を制作した。59年リュブリアナ国際版画展、65年サンパウロ・ビエンナーレ最優秀賞など数多くの国際展で受賞した。
1996年日本で死去。没後、東京都現代美術館他で大回顧展が開かれ、単身で世界に挑み、成功をかち得たこの作家の存在の大きさにあらためて感銘を受けた人も多いでしょう。

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135 - 『夢二は旅人ー未来に生きる詩人画家』

秋山清 毎日新聞社 1978年 A5判 238P

初版 カバー  目次(抄):対談/青春の土の匂い、竹久夢二(秋山清・森本哲郎)、竹久夢二と恩地孝四郎(秋山清・恩地三保子)  榛名山産業美術学校について

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129 - 『山本丘人初期作品展 抒情の原点』図録

山本丘人 草薙奈津子 他 資生堂企業文化部 1992年 B5判 64P

図版多数 監修:草薙奈津子 テキスト:草薙奈津子「山本丘人の初期画業」「作品解説」 山本由美子「父丘人との想い出」 福原愛子「一枚の写真」 海野弘「山本丘人とモダン上野」 綿貫不二夫「山本丘人と資生堂ギャラリー」 略年譜 出品目録(23点) 編集:資生堂企業文化部、アルス・マーレ企画室 
*1991年から開催されたシリーズ企画<資生堂ギャラリーとそのアーティスト達>の第2回展図録
*山本丘人は1932(昭和7)年7月、銀座・資生堂ギャラリーで初個展を開催、そのときの出品作のいくつかは資生堂初代社長・福原信三とその兄弟らが購入し、32歳の日本画家のデビューを支援した


1,000円/ 税込価格 1,100円

125 - 『絆を求めて 画壇交遊録 』

内田信 沖積舎 1993年 345P

初版、ビニールカバー 帯 マーカーペン書き込みあり

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114 - 『国立国際美術館 所蔵作品選』2004年版

島敦彦 中井康之 他 国立国際美術館 2004年 B5判 287P

図版多数 過去の展覧会一覧1977〜2004 作家索引(約200人)
靉嘔 青木野枝 安斎重男 泉茂 磯辺行久 ウォーホル 瑛九 O Jun  オノサト・トシノブ イリヤ・イカバコフ 草間彌生 駒井哲郎 ジョージ・シーガル 菅井汲 高松次郎 瀧口修造 難波田龍起 イサム・ノグチ 元永定正 森村泰昌 山口長男 山田光 横尾忠則 吉原治良 吉原英雄 若林奮 アルマン トニー・クラッグ デュシャン ルチオ・フォンタナ ベルント&ヒラ・ベッヒャー マン・レイ 他

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111 - 『植田正治作品展〜砂丘劇場』図録

植田正治 Shoji UEDA JCIIフォトサロン 1992年 24.2×25cm 75P

JCIIフォトサロン「植田正治展〜砂丘劇場」(1992年)図録

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110 - 『植田正治と仲間たち』サイン本

植田正治 蔦谷典子 米子市美術館 1992年 29.7x21.0cm  207P

図版241点(うち植田正治 Shoji UEDAは50点) テキスト:植田正治、蔦谷典子

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109 - 『SHOJI UEDA  もの、たち』サイン本

植田正治  池澤夏樹 PARCO出版 1995年 28.5x22.5cm 95P

写真集 図版93点 テキスト:池澤夏樹

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108 - 『植田正治の写真』サイン本

植田正治 Shoji UEDA (財)東日本鉄道文化財団 1993年 29.5x22.8cm 249P

図版237点 
テキスト:アラン・サヤック、岡井毅耀、池上浩生
東京駅の東京ステーションギャラリーで開催された植田正治写真展の展覧会図録

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106 - 月刊『たくさんのふしぎ』「かくれんぼ」2005年12月号

岩瀬成子 植田正治 福音館書店 2005年 25.0x19.0cm 48P

月刊『たくさんのふしぎ』「かくれんぼ」2005年12月号 
図版23点 
文:岩瀬成子 
写真:植田正治

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104 - 『吹き抜ける風』

植田正治 Shoji UEDA 求龍堂 2006年 25.6x19.2cm 163P

図版147点 テキスト:金子隆一、植田正治、仲田薫子
東京都写真美術館で開催された展覧会のカタログがわりに刊行された写真集。
表紙は代表作「妻のいる砂丘風景(IV)」(この作品のオリジナル・プリントはときの忘れもののコレクションにありますので、お問合せください)

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99 - 『アニミズム周辺紀行 I』サイン本

石山修武 Osamu ISHIYAMA 絶版書房 2009年

建築家の石山修武が「絶版書房」と銘打って、自著を200部限定でシリーズ刊行。発売価格は、当初は2,500円、ただし、残り20冊となったところで値段を上げる。そして、最後の3冊になったらネット・オークションするというユニークな試み。200部すべてに石山の直筆ドローイングが入っている。

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76 - 『野田英夫展』図録

野田英夫 熊本県立美術館 1979年 23.8×25.5cm

テキスト:岩崎吉一 窪島誠一郎 野田哲也、 
年譜 作品目録154点 参考文献リスト

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75 - 『田中恭吉の芸術』図録

田中恭吉 和歌山県立近代美術館 1977年 29.7×20.7cm

テキスト:太田将勝 年譜 作品目録209点 表紙小破れ 「春の特別企画展 田中恭吉展」図録 
*同展パンフレットと「美術館だより」第131号〜135号(大槻憲二「田中恭吉小伝」、恩地三保子、小野忠重、平田家就、他)添付

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74 - 『恩地孝四郎・田中恭吉・逸見享版画展』図録

恩地孝四郎 田中恭吉 逸見享 和歌山県立近代美術館 1981年 24.0×25.0cm 90P

テキスト:三木哲夫 図版多数 年譜 出品リスト272点 
*創作版画再評価の記念碑的展覧会の図録
*一箇所マーカーペン書き込

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