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美術・芸術

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188 - 『絵画の準備を! Ready for Painting!』

松浦寿夫 岡崎乾二郎 朝日出版社 2005年 21.0×15.1cm 456P

初版 カバーあり 帯あり
「読者はつねに新鮮な発見に満ちた議論を追いながら、自ずと凡百の美術書をどれだけ読んでも得られぬ知見を得ることができるだろう」(浅田彰氏) いとうせいこう、島田雅彦両氏も絶賛。セザンヌの描く人物の不思議さが、こんなにも生き生きと語られたことがあっただろうか? 画家にとって上手い/下手とは? モダニズムがなぜ今要請されるのか? カントの命題を映画『マン・オン・ザ・ムーン』に重ね合わせ、ベンヤミンの思想を召喚して日本国憲法を論じる。マティス、デュシャン、ポロック、美術と世界、法と暴力……、稀有にして奔放、不羈にしてスリリングな対話は、浅田彰氏をして「この本を読まずしていま作品を制作し鑑賞することができると思う者は、よほどの天才でなければサルである」と言わしめた。2002年セゾンアートプログラムから刊行され、大きな話題となった旧版はすでに絶版。今回、新規の対談五万字を第九章として増補した。新たに加えられた脚注は五百を数え、掲載図版は三百点に上る。全面的に著者の校閲を経た決定版。岡崎乾二郎装幀。

◆松浦寿夫(まつうら ひさお)
1954年東京都生まれ。画家、批評家。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。現在、東京外国語大学教授。西欧近代絵画の歴史/理論を研究すると同時に、絵画制作活動を続け、なびす画廊などで個展多数。

◆岡崎乾二郎(おかざき けんじろう)
1955年東京都生まれ。美術家。現在、近畿大学国際人文科学研究助教授。80年代よりパリ・ビエンナーレ、インド国際トリエンナーレなど数多くの国際展に出品し、2002年にはセゾン現代美術館にて大規模な個展を開催。同年に開催された「ヴェネツィア・ビエンナーレ第8回建築展」の日本館ディレクター、「灰塚アースワーク・プロジェクト」(1994年-2003年)の企画制作、親水公園「日回り舞台」(2000年)の設計、美術評論など多彩な活動を展開。

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179 - 『美術の解剖学講義』

森村泰昌 平凡社 1996年 19.3×13.2cm 272P

初版第二刷 カバーあり(やや折れ) 帯あり(折れ)
マネやベラスケス、レンブラントらの作品を名画たらしめている意外な事実、美術における「真と偽」あるいは「よし悪し」、愛ある写真を撮るための「アーネスト・サトウの写真術」、そして21世紀の美術のゆくえとは…美術を面白味のないものと考える人のために、古今東西の名作に自分自身を侵入させる作品を発表しつづける著者がわかりやすくレクチャーする。

◆森村泰昌(もりむら やすまさ)
1951年大阪市生まれ。京都市立芸術大学美術学部卒業。1985年ゴッホに自ら扮したセルフ・ポートレート写真を発表、有名絵画の登場人物に扮する「美術史シリーズ」で脚光を浴びる。1988年ヴェネチア・ビエンナーレでアペルト部門に選ばれて注目を集め、海外の展覧会への出品、個展などを行うようになる。「女優シリーズ」「サイコボーグシリーズ」のほか「フェルメール」「フリーダ・カーロ」などのシリーズなどもあり、最近ではヴィデオ作品もも手がける。他にも、映画や芝居などで役者としても活躍している。

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168 - 『瑛九 評伝と作品』

山田光春 青龍洞 1976年 22.4x16.2cm 480P

函無し
図版:123点

瑛九の盟友だった画家山田光春が全国をまわり資料・作品を蒐集調査、克明に瑛九の生涯を追った伝記。

目次(抄):
序章 大いに語ろう
第一章 萌芽期
第二章 展開期
第三章 彷徨期
第四章 再建期
第五章 解放期
第六章 開花期
第七章 結実期
終章 ちょっと隠れていたのだよ
・瑛九略年譜
・瑛九関係文献
・瑛九作品集(一)…作品28点
・瑛九作品集(二)…作品32点
・瑛九作品集(三)…作品32点
・瑛九作品集(四)…作品31点

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165 - 『彷書月刊10月号〜特集・画廊回遊』

岡崎球子 菊畑茂久馬 宮田有香 種村品麻 綿貫不二夫 他 2008年

「彷書月刊」は、古本屋さんと古本好きのためにある雑誌である。巻末には古本屋の目録がずらっと掲載されているので古本情報の収集にはもってこいだ。
2008年10月号の特集は『画廊回遊』。
●目次から特集分を書き出してみます。
岡崎球子(岡崎球子画廊)/インタビュー
菊畑茂久馬(画家)/南画廊のこと
三田晴夫(美術評論家)/私の歩いた画廊
宮田有香(国立新美術館研究補佐員)/内科画廊1963-1967
蝦名則(えびな書店)/佐谷さんのこと
沢田妙(イラストレーター)/ルポ 匡画廊(千葉県・佐倉)にて、野原の茶展
種村品麻(スパンアートギャラリー)/ギャラリーライフー画廊春秋からスパンアートギャラリーへ
内藤巽(ヴァニラ画廊)/ヴァニラのオルタナティブ
綿貫不二夫(ときの忘れもの)/画廊亭主のつぶやき
猪羽允(いのは画廊)/「金」と無縁で!!
言水ヘリオ(言水編集室)/情報誌をとおして画廊とかかわる
板橋正子(土日画廊)/彫刻家鈴木正治さんのこと

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159 - 『讃歌―美に殉じた人びとへ』サイン本

松永伍一 玲風書房 2006年 19.7×15.8cm(A5変形判) 286P

カラー図版16点 ペンサイン、印 巻末に収録画家の略歴
◆取り上げられている作家/青木繁、坂本繁二郎、関根正二、村山槐多、古賀春江、竹久夢二、佐伯祐三、永瀬義郎、田中恭吉、藤森静雄、長谷川利行、靉光、難波田史男、平野遼、斎藤真一、篠原道生

◆松永伍一(まつなが ごいち) 1930年福岡県生まれ。1957年に上京して以来、文学組織には所属せず執筆活動を続ける。『日本農民詩史』全五巻により毎日出版文化賞特別賞受賞。また絵の個展を20回以上開催している他、文学・民族・美術・宗教など広範囲な評論で知られている。特に子守唄、農民史、キリシタン、古代ガラスの研究家としても著名。著作は約150冊以上。2008年3月3日死去。

2,200円/ 税込価格 2,420円

141 - 『洲之内徹が盗んでも自分のものにしたかった絵』

洲之内徹

洲之内さんが亡くなったのは1987年(昭和62)10月、享年74でした。
ご存知ように生前の洲之内さんは銀座で現代画廊を経営しており、文章家としても『芸術新潮』に長期にわたりエッセイを連載され、多くのファンに囲まれていました。
今回出版された本には、佐藤哲三、梅原龍三郎、松本竣介、海老原喜之助、野田英夫、浅井忠、難波田龍起、萬鉄五郎、靉光、恩地孝四郎、吉岡憲、青木繁、北脇昇、長谷川利行、藤牧義夫、村山槐多など近代日本美術史を彩った作家たちに混じり、小野隆生作品も掲載されています。いわゆる「洲之内コレクション」といわれる作品群です。
*図版は本書の156〜157ページに掲載された小野隆生の「少年(1976)」(左)と「記憶(1977)」の2点。

1976年5月24日〜6月2日の会期で小野隆生の初個展が洲之内徹経営の銀座・現代画廊で開催されました。
その当時の小野先生については、『芸術新潮』に連載された「気まぐれ美術館」に洲之内さんが詳しく書いているのでここでは触れませんが(新潮文庫『帰りたい風景 気まぐれ美術館』参照)、小野隆生の出発点が現代画廊にあり、その頃の作品を洲之内さんは死ぬまで自分のアパートに保管していました。没後それらは、他の作品とともに洲之内コレクション「気まぐれ美術館」として一括して宮城県美術館に収蔵されました。
1994年開催の宮城県美術館の「洲之内コレクションー気まぐれ美術館ー」図録には146点が収録されていますが、小野隆生作品は洲之内さんが最後まで手放さなかった、つまり盗んでも自分のものにしたかった絵ということになるでしょうか。
洲之内コレクションの一点「記憶」は姉弟らしき二人が描かれていますが、小野先生の記憶によれば同じようなモチーフの作品を当時8点ほど制作したようです。

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140 - ウィトゲンシュタインの建築(新版)

バーナード・レイトナー編/磯崎新訳 青土社 2008年 184P

1989年刊行書の復刊

新版のための訳者あとがき
 はじめてこの建物の前に立ったのは一九六八年のこと。ミラノで五月革命の余波にまきこまれ、パリへは行けずウィーンを廻った。このときハンス・ホラインがストンボロウ邸が売りに出されているといって一緒に見に行った。勿論なかには入れてくれなかった。
 しばらくして、ジョナス・メカスの『リトアニアへの旅の追憶』(一九七二)にその内部の光景が記録されていることが話題になった。私は見る機会がなかった。それでもバラバラの情報があったのか、私は『表現の構造について』(『岩波講座 文学1文学表現とはどのような行為か』一九七五、岩波書店)でウィトゲンシュタインの「いえのかたちをした論理」について書いた。
 その参考のためだったかどうか、前後の記憶がおぼつかないけど、この『ウィトゲンシュタインの建築』の逐語訳をしてあった。それが多木浩二さんの手に渡って、十年余りのちにこの本になった。そのあたりのことは、『栖(すみか)十二』(一九九九、住まいの図書館出版局)のなかの第八信「ストンボロウ邸」のなかでふれてある。
 いまでは『建築家・ルートウィッヒ・ウィトゲンシュタイン』(Ludwig Wittegenstein, Architect by Paul Wijdeveld, The MIT Press,1994)など、数多くの研究書があらわれている。だか、このバーナード・レイトナーの本が出版されたときの清冽な印象をこえるものはまだない、と私は思う。誰もが引用する『論理哲学論考』の箴言、「―およそ語られうることは、あきらかに語られうる。そして語りえないことがらについては沈黙しなければならない。」を、そっくり本のかたちにしているからだ。正確な図面と写真だけがあって、余分なものがいっさいはぶかれている。そんなわけでこの「あとがき」も無用だと思うけど、四〇年前にうすよごれた箱型の物体を見上げたときの記憶に免じて蛇足をお許し願いたい。
 二〇〇八年五月    磯崎新(あとがきより)

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136 - 『美の狩人』

梅野隆 西田書店 1986年 A5判 157P

初版 カバー 帯(破れ) 在野の批評、在野の蒐集(帯より) 目次(抄):はじめて買った絵ー靉光 再会ー阿以田治修 本郷団子坂の店ー今西中通 掘り出しの話ー山本鼎 他、
谷中安規  ホドラー 山崎省三 中村忠二 吉田卓 野口謙蔵 原撫松 上野山清貢 板祐生 橋本平八 新海竹蔵 井垣嘉平 坂本繁二郎 古賀春江 鳥海青児
*著者は画廊「美術研究藝林」を経営、現在は長野県・東御市梅野記念絵画館館長

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135 - 『夢二は旅人ー未来に生きる詩人画家』

秋山清 毎日新聞社 1978年 A5判 238P

初版 カバー  目次(抄):対談/青春の土の匂い、竹久夢二(秋山清・森本哲郎)、竹久夢二と恩地孝四郎(秋山清・恩地三保子)  榛名山産業美術学校について

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133 - 『ビアズレイの芸術と系譜』

関川左木夫 東出版 昭和55年 183P

改訂版 カバー 目次(抄):ビアズレイ芸術と輸入の初期 橋口五葉 戸張孤雁と近藤浩一路 「月映」の画家(恩地孝四郎 田中恭吉 藤森静雄) 資生堂の画家(矢部季 小村雪岱 山名文夫と山六郎) 谷中安規

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132 - 『銀座の怪人』

七尾和晃 講談社 2006年 341P

初版 カバー 帯 贋作絵画を大量に売り込み、銀座の画商たちを操った稀代の詐欺師の真相に迫るドキュメンタリー

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131 - 『客はアートでやって来る』サイン本

山下柚実 東洋経済新報社 2008年 239P

初版 カバー 帯 73%がリピーターとなる奇跡の温泉宿。菅木志雄などの現代アートを取り入れ、寂れた那須の温泉街に新風を吹き込んだ板室温泉・大黒屋旅館の室井俊二の軌跡を描く
著者:http://www.yuzumi.com/

1,600円/ 税込価格 1,760円

126 - 『一九〇〇年 東京ぺんてぃめんと 』

草刈順 冬芽社 1989年 270P

カバー 帯(破れ) 

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125 - 『絆を求めて 画壇交遊録 』

内田信 沖積舎 1993年 345P

初版、ビニールカバー 帯 マーカーペン書き込みあり

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121 - 『展覧会 うらかたの記ー新聞社文化事業・一担当者の30年ー』

立石亥三美 北辰堂 1995年 255P

初版 カバー 表紙:平山郁夫
「アンネの日記」展 ウォーレスを世に出すまで 他

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120 - 『東京美術家墓所考 附墓碑文彙』

結城素明 巧藝社 昭和6年 460P

東京美術家墓所考 附墓碑文集  初版 

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119 - 『藝文家墓所誌 東京美術家墓所誌続編』

結城素明 学風書院 昭和28年 416+46P

初版 カバー(破れ) 本体経年によるヤケ・薄シミ 巻末索引46ページ

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118 - 『叛逆の芸術家 世界のボヘミアン=サダキチの生涯 』

太田三郎 東京美術 昭和47年 352P

初版 カバー(少イタミ)

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116 - 『東介波瀾万丈ー民族美術に賭けた一生 』

木村東介 銀座屋出版社 1991年 A5判 293P

初版 カバー 帯

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112 - 『束の間の幻影ー銅版画家駒井哲郎の生涯』

中村稔 新潮社 1991年 19.7×13.8cm 321P

初版 カバー 帯 口絵31点

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