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美術・芸術

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179 - 『美術の解剖学講義』

森村泰昌 平凡社 1996年 19.3×13.2cm 272P

初版第二刷 カバーあり(やや折れ) 帯あり(折れ)
マネやベラスケス、レンブラントらの作品を名画たらしめている意外な事実、美術における「真と偽」あるいは「よし悪し」、愛ある写真を撮るための「アーネスト・サトウの写真術」、そして21世紀の美術のゆくえとは…美術を面白味のないものと考える人のために、古今東西の名作に自分自身を侵入させる作品を発表しつづける著者がわかりやすくレクチャーする。

◆森村泰昌(もりむら やすまさ)
1951年大阪市生まれ。京都市立芸術大学美術学部卒業。1985年ゴッホに自ら扮したセルフ・ポートレート写真を発表、有名絵画の登場人物に扮する「美術史シリーズ」で脚光を浴びる。1988年ヴェネチア・ビエンナーレでアペルト部門に選ばれて注目を集め、海外の展覧会への出品、個展などを行うようになる。「女優シリーズ」「サイコボーグシリーズ」のほか「フェルメール」「フリーダ・カーロ」などのシリーズなどもあり、最近ではヴィデオ作品もも手がける。他にも、映画や芝居などで役者としても活躍している。

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168 - 『瑛九 評伝と作品』

山田光春 青龍洞 1976年 22.4x16.2cm 480P

函無し
図版:123点

瑛九の盟友だった画家山田光春が全国をまわり資料・作品を蒐集調査、克明に瑛九の生涯を追った伝記。

目次(抄):
序章 大いに語ろう
第一章 萌芽期
第二章 展開期
第三章 彷徨期
第四章 再建期
第五章 解放期
第六章 開花期
第七章 結実期
終章 ちょっと隠れていたのだよ
・瑛九略年譜
・瑛九関係文献
・瑛九作品集(一)…作品28点
・瑛九作品集(二)…作品32点
・瑛九作品集(三)…作品32点
・瑛九作品集(四)…作品31点

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165 - 『彷書月刊10月号〜特集・画廊回遊』

岡崎球子 菊畑茂久馬 宮田有香 種村品麻 綿貫不二夫 他 2008年

「彷書月刊」は、古本屋さんと古本好きのためにある雑誌である。巻末には古本屋の目録がずらっと掲載されているので古本情報の収集にはもってこいだ。
2008年10月号の特集は『画廊回遊』。
●目次から特集分を書き出してみます。
岡崎球子(岡崎球子画廊)/インタビュー
菊畑茂久馬(画家)/南画廊のこと
三田晴夫(美術評論家)/私の歩いた画廊
宮田有香(国立新美術館研究補佐員)/内科画廊1963-1967
蝦名則(えびな書店)/佐谷さんのこと
沢田妙(イラストレーター)/ルポ 匡画廊(千葉県・佐倉)にて、野原の茶展
種村品麻(スパンアートギャラリー)/ギャラリーライフー画廊春秋からスパンアートギャラリーへ
内藤巽(ヴァニラ画廊)/ヴァニラのオルタナティブ
綿貫不二夫(ときの忘れもの)/画廊亭主のつぶやき
猪羽允(いのは画廊)/「金」と無縁で!!
言水ヘリオ(言水編集室)/情報誌をとおして画廊とかかわる
板橋正子(土日画廊)/彫刻家鈴木正治さんのこと

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159 - 『讃歌―美に殉じた人びとへ』サイン本

松永伍一 玲風書房 2006年 19.7×15.8cm(A5変形判) 286P

カラー図版16点 ペンサイン、印 巻末に収録画家の略歴
◆取り上げられている作家/青木繁、坂本繁二郎、関根正二、村山槐多、古賀春江、竹久夢二、佐伯祐三、永瀬義郎、田中恭吉、藤森静雄、長谷川利行、靉光、難波田史男、平野遼、斎藤真一、篠原道生

◆松永伍一(まつなが ごいち) 1930年福岡県生まれ。1957年に上京して以来、文学組織には所属せず執筆活動を続ける。『日本農民詩史』全五巻により毎日出版文化賞特別賞受賞。また絵の個展を20回以上開催している他、文学・民族・美術・宗教など広範囲な評論で知られている。特に子守唄、農民史、キリシタン、古代ガラスの研究家としても著名。著作は約150冊以上。2008年3月3日死去。

2,200円/ 税込価格 2,420円

141 - 『洲之内徹が盗んでも自分のものにしたかった絵』

洲之内徹

洲之内さんが亡くなったのは1987年(昭和62)10月、享年74でした。
ご存知ように生前の洲之内さんは銀座で現代画廊を経営しており、文章家としても『芸術新潮』に長期にわたりエッセイを連載され、多くのファンに囲まれていました。
今回出版された本には、佐藤哲三、梅原龍三郎、松本竣介、海老原喜之助、野田英夫、浅井忠、難波田龍起、萬鉄五郎、靉光、恩地孝四郎、吉岡憲、青木繁、北脇昇、長谷川利行、藤牧義夫、村山槐多など近代日本美術史を彩った作家たちに混じり、小野隆生作品も掲載されています。いわゆる「洲之内コレクション」といわれる作品群です。
*図版は本書の156〜157ページに掲載された小野隆生の「少年(1976)」(左)と「記憶(1977)」の2点。

1976年5月24日〜6月2日の会期で小野隆生の初個展が洲之内徹経営の銀座・現代画廊で開催されました。
その当時の小野先生については、『芸術新潮』に連載された「気まぐれ美術館」に洲之内さんが詳しく書いているのでここでは触れませんが(新潮文庫『帰りたい風景 気まぐれ美術館』参照)、小野隆生の出発点が現代画廊にあり、その頃の作品を洲之内さんは死ぬまで自分のアパートに保管していました。没後それらは、他の作品とともに洲之内コレクション「気まぐれ美術館」として一括して宮城県美術館に収蔵されました。
1994年開催の宮城県美術館の「洲之内コレクションー気まぐれ美術館ー」図録には146点が収録されていますが、小野隆生作品は洲之内さんが最後まで手放さなかった、つまり盗んでも自分のものにしたかった絵ということになるでしょうか。
洲之内コレクションの一点「記憶」は姉弟らしき二人が描かれていますが、小野先生の記憶によれば同じようなモチーフの作品を当時8点ほど制作したようです。

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140 - ウィトゲンシュタインの建築(新版)

バーナード・レイトナー編/磯崎新訳 青土社 2008年 184P

1989年刊行書の復刊

新版のための訳者あとがき
 はじめてこの建物の前に立ったのは一九六八年のこと。ミラノで五月革命の余波にまきこまれ、パリへは行けずウィーンを廻った。このときハンス・ホラインがストンボロウ邸が売りに出されているといって一緒に見に行った。勿論なかには入れてくれなかった。
 しばらくして、ジョナス・メカスの『リトアニアへの旅の追憶』(一九七二)にその内部の光景が記録されていることが話題になった。私は見る機会がなかった。それでもバラバラの情報があったのか、私は『表現の構造について』(『岩波講座 文学1文学表現とはどのような行為か』一九七五、岩波書店)でウィトゲンシュタインの「いえのかたちをした論理」について書いた。
 その参考のためだったかどうか、前後の記憶がおぼつかないけど、この『ウィトゲンシュタインの建築』の逐語訳をしてあった。それが多木浩二さんの手に渡って、十年余りのちにこの本になった。そのあたりのことは、『栖(すみか)十二』(一九九九、住まいの図書館出版局)のなかの第八信「ストンボロウ邸」のなかでふれてある。
 いまでは『建築家・ルートウィッヒ・ウィトゲンシュタイン』(Ludwig Wittegenstein, Architect by Paul Wijdeveld, The MIT Press,1994)など、数多くの研究書があらわれている。だか、このバーナード・レイトナーの本が出版されたときの清冽な印象をこえるものはまだない、と私は思う。誰もが引用する『論理哲学論考』の箴言、「―およそ語られうることは、あきらかに語られうる。そして語りえないことがらについては沈黙しなければならない。」を、そっくり本のかたちにしているからだ。正確な図面と写真だけがあって、余分なものがいっさいはぶかれている。そんなわけでこの「あとがき」も無用だと思うけど、四〇年前にうすよごれた箱型の物体を見上げたときの記憶に免じて蛇足をお許し願いたい。
 二〇〇八年五月    磯崎新(あとがきより)

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136 - 『美の狩人』

梅野隆 西田書店 1986年 A5判 157P

初版 カバー 帯(破れ) 在野の批評、在野の蒐集(帯より) 目次(抄):はじめて買った絵ー靉光 再会ー阿以田治修 本郷団子坂の店ー今西中通 掘り出しの話ー山本鼎 他、
谷中安規  ホドラー 山崎省三 中村忠二 吉田卓 野口謙蔵 原撫松 上野山清貢 板祐生 橋本平八 新海竹蔵 井垣嘉平 坂本繁二郎 古賀春江 鳥海青児
*著者は画廊「美術研究藝林」を経営、現在は長野県・東御市梅野記念絵画館館長

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135 - 『夢二は旅人ー未来に生きる詩人画家』

秋山清 毎日新聞社 1978年 A5判 238P

初版 カバー  目次(抄):対談/青春の土の匂い、竹久夢二(秋山清・森本哲郎)、竹久夢二と恩地孝四郎(秋山清・恩地三保子)  榛名山産業美術学校について

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133 - 『ビアズレイの芸術と系譜』

関川左木夫 東出版 昭和55年 183P

改訂版 カバー 目次(抄):ビアズレイ芸術と輸入の初期 橋口五葉 戸張孤雁と近藤浩一路 「月映」の画家(恩地孝四郎 田中恭吉 藤森静雄) 資生堂の画家(矢部季 小村雪岱 山名文夫と山六郎) 谷中安規

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132 - 『銀座の怪人』

七尾和晃 講談社 2006年 341P

初版 カバー 帯 贋作絵画を大量に売り込み、銀座の画商たちを操った稀代の詐欺師の真相に迫るドキュメンタリー

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131 - 『客はアートでやって来る』サイン本

山下柚実 東洋経済新報社 2008年 239P

初版 カバー 帯 73%がリピーターとなる奇跡の温泉宿。菅木志雄などの現代アートを取り入れ、寂れた那須の温泉街に新風を吹き込んだ板室温泉・大黒屋旅館の室井俊二の軌跡を描く
著者:http://www.yuzumi.com/

1,600円/ 税込価格 1,760円

126 - 『一九〇〇年 東京ぺんてぃめんと 』

草刈順 冬芽社 1989年 270P

カバー 帯(破れ) 

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125 - 『絆を求めて 画壇交遊録 』

内田信 沖積舎 1993年 345P

初版、ビニールカバー 帯 マーカーペン書き込みあり

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121 - 『展覧会 うらかたの記ー新聞社文化事業・一担当者の30年ー』

立石亥三美 北辰堂 1995年 255P

初版 カバー 表紙:平山郁夫
「アンネの日記」展 ウォーレスを世に出すまで 他

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120 - 『東京美術家墓所考 附墓碑文彙』

結城素明 巧藝社 昭和6年 460P

東京美術家墓所考 附墓碑文集  初版 

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119 - 『藝文家墓所誌 東京美術家墓所誌続編』

結城素明 学風書院 昭和28年 416+46P

初版 カバー(破れ) 本体経年によるヤケ・薄シミ 巻末索引46ページ

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118 - 『叛逆の芸術家 世界のボヘミアン=サダキチの生涯 』

太田三郎 東京美術 昭和47年 352P

初版 カバー(少イタミ)

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116 - 『東介波瀾万丈ー民族美術に賭けた一生 』

木村東介 銀座屋出版社 1991年 A5判 293P

初版 カバー 帯

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112 - 『束の間の幻影ー銅版画家駒井哲郎の生涯』

中村稔 新潮社 1991年 19.7×13.8cm 321P

初版 カバー 帯 口絵31点

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100 - 『マン・レイ展のエフェメラ』Ephemerons: Traces of Man Ray サイン本

石原輝雄 銀紙書房 2009年 21x15x1.6cm 208P

英文 自らをマン・レイ・イストと名乗る石原輝雄によるマン・レイの展覧会資料集成(著者私刊本)。
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マン・レイの芸術家としての活動を初期から晩年、そして、現在に至るまでの展覧会資料によって跡づける画期的な書。収録は1913年から2008年にわたり、個展関係555、グループ展関連286の合計841点。利用目的から欧文による構成となっているが、筆者のエッセイ3編については日本語でも掲載した。世界中の研究者、コレクター、ファンが驚き、今後のマン・レイ研究の基礎資料となると思われる。
[収録 展覧会資料]
カタログ、ポスター、案内状、葉書、リーフレット、チラシ、広報紙、価格表、ワーク・シート、新聞、チケット、プログラム、メニュー、写真、ビデオ、手紙、雑誌、書籍等々

[内容の紹介]
こうした触媒として作用する展覧会をめぐる印刷物は、役割を終えたら捨てられる類のもの。欧米では一般的に長期使用や保存を意図しない一枚だけの印刷物をエフェメラ「ephemera」と呼ぶ。ギリシャ語や近代ラテン語で1日しか存在しえないものを指す言葉「epi=on hemera=day」を起源に、転じて蜻蛉などの短命な虫や花、ないし短期のみ存在するものを意味するようになったと云う。

 エフェメラという言葉は、はかなさ故の魅力を持ち、人を郷愁に誘う。フランスの古書業界では、指先で頁を拡げる小型のカタログや案内状を「パピヨン」と呼ぶ。形と動きから連想された美しい言葉だ。対して日本の業者は一括りに「紙モノ」と名付けて扱う。選び出し、意味を与えるのは愛する者の仕事である。湿潤な気候風土によって、総てが朽ち果てるエフェメラであるような国の古い街に住みながら、展覧会の印刷物に魅了されて35年が経過した。
 展覧会を蘇らせる三種の神器は、カタログとポスターと案内状。この神聖によって作品と写真は時間と場所を思い出し、ソワソワとあの日の感情を再現する。わたしには、はっきりと人々の顔が見える。
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1 New York, The Daniel Gallery. Exhibition of Drawings and Paintings by Man Ray. Until November (10–) 23, (1915). Catalogue, 18.5 × 12.7 cm, printed recto only. A single sheet folded to form 4 pp. One illustration of Dance Interpretation “list-no. 17”. List of 30 works: Paintings and drawings. Man Ray first one-man show. Provenance: New York, Bernard Karpel. Tokyo, Masaaki Kasahara. Also show at: Tokyo, Zeit-Foto Salon, 1980; Osaka, Librairie Arcade, 1990; Nagoya, Nagoya City Art Museum, 1996; New Jersey, Montclair Art Museum, 2003; Athens, Georgia Museum of Art, 2003; and Chicago, Terra Museum of American Art, 2004. (See p.14, 31, 42, 132, 141, 195)

2 Paris, Librairie Six. Exposition dada Man Ray. December 3–31, 1921. Catalogue, 21.4 × 40.5 cm, unfolded, folded as to make 8 pp, texts and street-plan on recto, monochrome deep violet on verso. List of 35 works: Paintings, assemblages, sculptures, and airbrushs. Texts by Louis Aragon, Arp, Paul Eluard, Max Ernst, Man Ray, G. Ribemont Dessaignes, Philippe Soupault, and Tristan Tzara. Inserted a triangle of yellow paper, printed recto only, 20 × 19 cm. “UNE BONNE NOUVELLE, CHER AMI, VOUS ÉTES INVITÉ AU VERNISSAGE, DE L’EXPOSITION MAN RAY (CHARMANT GARçON) QUI AURA LIEU LE 3 DÉCEMBRE, 1921 DE 2 H. 1/2 à 7 H. 1/2, SOUS LA PRÉSIDENCE DU MOUVEMENT DADA”. Man Ray first one-man show in Europe. Also show at: Osaka, Librairie Arcade, 1990; and Nagoya, Nagoya City Art Museum, 1996. (See p.24, 42, 195)  p.34
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石原輝雄箸
限定75部 208頁 限定番号、サイン入り サイズ 21x15x1.6cm
著者自装(パピヨンかがりによる手製本)
本文; エコラシャ きぬ 70kg
表紙; ケンラン モスグレー 265kg
表紙カバー; キュリアスIRパール 103kg
印刷; エプソン PX-A650
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(銀紙書房からの案内抜粋)

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