土崎紀子・沢良子 住まいの図書館出版局 1995年 17.9×12.0cm 518P
初版 カバーあり
親しい友人の哀悼はその人の人柄を浮き彫りにする。恩師を偲ぶ言葉はその人の事跡を伝える。盟友は闘いのドラマと信条を綴る。優れたライバルの言葉は同時代の証言でもある。適格な観察者による評伝は歴史の一ページを加える。そして、それらの言葉は追悼者自らを映す鏡ともなる。明治以降の建築界の発展に貢献した主要な建築家・研究者百十一名への追悼文と、経歴・業績・参考文献をまとめた資料編で構成された人物事典。
◆土崎紀子(つちさき のりこ)
司書。1966年より日本建築学会図書室に勤務。1987年図書情報課長。1992年退職。建築学専門図書館の基礎づくりと運営に従事する。
◆沢良子(さわ りょうこ)
武蔵野美術大学助手を経て、早稲田大学大学院美術学美術史専攻博士課程にて1920年代のドイツ建築史、日本建築史から初期モダニズムを研究。
SOLD OUT
小倉忠夫 美術出版社 1966年 18.8×13.4cm 182P
初版 カバーあり(ややヤケあり) 小口部分にシミあり
坂田の妹・日出による「兄の想いで」と、坂田の書簡が中心になっていて、人間坂田一男の素顔が伺える内容となっている。
◆坂田一男(さかた かずお)
洋画家。1889年岡山県生まれ。1914年上京し、川端画学校ほかで藤島武二に師事する。1921年パリに留学、オトン・フリエス、ついでフェルナン・レジェの研究所に学び、キュビスムの分析と構成画法を追求した。サロン・ドートンヌに出品、サロン・デ・チュイルリー会員となる。1933年帰国し、以後郷里にあって画壇外で『端午(たんご)』『コンポジション』ほか、キュビスムから独自の抽象へと画業を発展させた。1956年、歿。翌年ブリヂストン美術館での遺作展によって世に知られた異色画家である。
3,000円/ 税込価格 3,300円
平松剛 文藝春秋 2008年 19.1×13.4cm 480P
1985年、バブル前夜の東京で行なわれた新宿の新都庁舎案コンペ(設計競技)。磯崎新が提出した幻の「低層案」、そのキーワードは「広場」と「錯綜体」だった・・・・・・。建築界の知の巨人の夢と格闘の軌跡を追う、建築ノンフィクションの大作
初版第二刷 カバーあり 帯あり
◆平松剛(ひらまつ つよし)
1969年東京都に生まれる。1992年早稲田大学理工学部建築学科卒業。1994年同大学院修士課程修了。1994年〜1998年木村俊彦構造設計事務所勤務。2001年『光の教会 安藤忠雄の現場』で、第32回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。
SOLD OUT
松浦寿夫 岡崎乾二郎 朝日出版社 2005年 21.0×15.1cm 456P
初版 カバーあり 帯あり
「読者はつねに新鮮な発見に満ちた議論を追いながら、自ずと凡百の美術書をどれだけ読んでも得られぬ知見を得ることができるだろう」(浅田彰氏) いとうせいこう、島田雅彦両氏も絶賛。セザンヌの描く人物の不思議さが、こんなにも生き生きと語られたことがあっただろうか? 画家にとって上手い/下手とは? モダニズムがなぜ今要請されるのか? カントの命題を映画『マン・オン・ザ・ムーン』に重ね合わせ、ベンヤミンの思想を召喚して日本国憲法を論じる。マティス、デュシャン、ポロック、美術と世界、法と暴力……、稀有にして奔放、不羈にしてスリリングな対話は、浅田彰氏をして「この本を読まずしていま作品を制作し鑑賞することができると思う者は、よほどの天才でなければサルである」と言わしめた。2002年セゾンアートプログラムから刊行され、大きな話題となった旧版はすでに絶版。今回、新規の対談五万字を第九章として増補した。新たに加えられた脚注は五百を数え、掲載図版は三百点に上る。全面的に著者の校閲を経た決定版。岡崎乾二郎装幀。
◆松浦寿夫(まつうら ひさお)
1954年東京都生まれ。画家、批評家。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。現在、東京外国語大学教授。西欧近代絵画の歴史/理論を研究すると同時に、絵画制作活動を続け、なびす画廊などで個展多数。
◆岡崎乾二郎(おかざき けんじろう)
1955年東京都生まれ。美術家。現在、近畿大学国際人文科学研究助教授。80年代よりパリ・ビエンナーレ、インド国際トリエンナーレなど数多くの国際展に出品し、2002年にはセゾン現代美術館にて大規模な個展を開催。同年に開催された「ヴェネツィア・ビエンナーレ第8回建築展」の日本館ディレクター、「灰塚アースワーク・プロジェクト」(1994年-2003年)の企画制作、親水公園「日回り舞台」(2000年)の設計、美術評論など多彩な活動を展開。
SOLD OUT
北郷悟 2008年 24×24cm 23P
銀座・ギャラリーせいほうと、青山・ときの忘れもので開催された「北郷悟展-空から-」の図録
カラー図版16、略歴
会期=2008年6月23日[月]―7月5日[土]
http://www.tokinowasuremono.com/tenrankag/izen/tk0806/160th.html
1,000円/ 税込価格 1,100円
青木淳 王国社 2004年 19.5×14.0cm 240P
磯崎新アトリエ出身、青木の初めての建築論集
初版三刷 カバーあり 帯あり
あらかじめそこで行われることがわかっている建築(遊園地)から、そこで行われることでその中身がつくられていく建築(原っぱ)へ。潟博物館、ルイ・ヴィトン表参道、青森県立美術館、並びにH、Sなど一連の住宅で、今最も注目されている著者の初めての建築論集。
◆青木淳(あおき じゅん)
1956年神奈川県生まれ。1980年東京大学工学部建築学科卒業。1982年同大学院修士課程修了。1983〜1990年磯崎新アトリエに勤務。1991年青木淳建築計画事務所設立。
SOLD OUT
青井哲人 編集出版組織体アセテート 2006年 20.3×13.0cm 128P
初版 帯あり
台湾・彰化、日本植民地時代の都市改造、その背後に生き続ける都市のかたち。散在する路地、家屋の痕跡の復元によって立ち現れる亡霊都市。都市研究界きってのスマート解析者がチャリンコを走り回しつつ縦横に描く都市の諸相。
◆青井哲人(あおい あきひと)
1970年生まれ。1992年京都大学工学部建築学科卒業。1995年京都大学大学院工学研究科博士課程中退。神戸芸術工科大学助手を経て、現在人間環境大学助教授。主な著書に『植民地神社と帝国日本』(吉川弘文館、2005)など。
SOLD OUT
磯崎新 磯崎新アトリエ 2008年 16.0×16.0cm 128P
2008年4月の群馬県立近代美術館リニューアルオープンを機会に、「七つの美術空間(SEVEN ART GALLERIES)」と題して、磯崎 新の1960年以降の七つの美術館施設を、オリジナル図面、ドローイング、模型、写真などで、構想から実現への全貌が見えるよう構成された展覧会の図録
テキスト:藤江秀一、谷内克聡、吉野弘、中森紫光、制作:印象社
◆磯崎新(いそざき あらた)
建築家。1931年大分市生まれ。54年東京大学卒業。61年東京大学数物系大学院建築学博士課程修了。63年磯崎新アトリエを設立。代表作に[大分県立中央図書館][岩田学園][福岡相互銀行本店][つくばセンタービル][MOCA―ロサンゼルス現代美術館][バルセロナ市オリンピック・スポーツホール][ティーム・ディズニー・ビルディング][山口県秋吉台国際芸術村][トリノ冬季五輪アイスホッケーメーン会場]他。近年は頻繁にアジアに出向き、多数のプロジェクトに参加している。日本建築学会賞、RIBA賞、朝日賞、ヴェネツィア・ビエンナーレ金獅子賞、他受賞。著書『空間へ』『建築の解体』『手法が』『栖十二』『建築家捜し』など多数。
5,000円/ 税込価格 5,500円
長嶋康郎 編集出版組織体・アセテート 2005年 16.0×13.9cm 276P
初版 カバーあり 帯あり
本書の元である『ニコニコ通信』の発行部数は現在約20部。著者によって恣意的に選ばれた読者へ直接送り届けられる。中には作家や芸術家など著名人も多い。今回これら読者のコメントを収録。通信の内容は、古道具屋の日常、客の話、漫画・音楽の紹介など。これらが著者の切り口で鋭く繊細に描きとめられている。古道具を巡る人と物との関係を綴った生きざま、回想録、夢のその内容はユーモラスで著者独自の世界が垣間見られる。
◆長嶋康郎(ながしま やすを)
1947年、新潟県に生まれる。(父の実家に疎開中)武蔵野市立第四、小中学校を卒業。私立獨協高校、大学をいずれも補欠にて入学。大学は7年かけて卒業。その間配管工、ロック喫茶手伝い。長男、次男生まれる。1976年ごろ自動車自爆事故、リハビリのつもりで土木作業員などするが、しだいにつかれてきて、1978年国分寺恋ヶ窪近くに古道具屋ニコニコ堂を始める(当初の屋号は「ムサシノニコニコ」)。1990年ころより「ニコニコ通信」不定期にて刊行始める。著書に、よりぬきのニコニコ通信と写真集とを合わせた『古道具ニコニコ堂です』(河出書房新社、2004)がある。
SOLD OUT
小林美香 青弓社 2005年 19.5×13.4cm 232P
初版 カバーあり 帯なし 遊び紙に著者サインあり
新聞・雑誌や広告で消費される写真、戦場の現実を照らし出す報道写真、インターネット上で画像と認識される写真、美術館やギャラリーに展示される写真―私たちを取り囲む写真とどう向き合えばいいのかを、7つの視点からわかりやすくレクチャーする。
SOLD OUT
森村泰昌 平凡社 1996年 19.3×13.2cm 272P
初版第二刷 カバーあり(やや折れ) 帯あり(折れ)
マネやベラスケス、レンブラントらの作品を名画たらしめている意外な事実、美術における「真と偽」あるいは「よし悪し」、愛ある写真を撮るための「アーネスト・サトウの写真術」、そして21世紀の美術のゆくえとは…美術を面白味のないものと考える人のために、古今東西の名作に自分自身を侵入させる作品を発表しつづける著者がわかりやすくレクチャーする。
◆森村泰昌(もりむら やすまさ)
1951年大阪市生まれ。京都市立芸術大学美術学部卒業。1985年ゴッホに自ら扮したセルフ・ポートレート写真を発表、有名絵画の登場人物に扮する「美術史シリーズ」で脚光を浴びる。1988年ヴェネチア・ビエンナーレでアペルト部門に選ばれて注目を集め、海外の展覧会への出品、個展などを行うようになる。「女優シリーズ」「サイコボーグシリーズ」のほか「フェルメール」「フリーダ・カーロ」などのシリーズなどもあり、最近ではヴィデオ作品もも手がける。他にも、映画や芝居などで役者としても活躍している。
SOLD OUT
磯崎新 王国社 2004年 19.5×13.7cm 208P
ガウディ建築は何故日本人に人気があるのか、かくも美しく過剰な造形はどうしてつくられたのか。磯崎新が自らのガウディ体験をもとに作品の真実に迫る。バルセロナ在住35年のガウディ研究家・丹下敏明との語り下ろしも収録。
初版 カバー・帯あり
◆磯崎新(いそざき あらた)
建築家。1931年大分市生まれ。54年東京大学卒業。61年東京大学数物系大学院建築学博士課程修了。63年磯崎新アトリエを設立。代表作に[大分県立中央図書館][岩田学園][福岡相互銀行本店][つくばセンタービル][MOCA―ロサンゼルス現代美術館][バルセロナ市オリンピック・スポーツホール][ティーム・ディズニー・ビルディング][山口県秋吉台国際芸術村][トリノ冬季五輪アイスホッケーメーン会場]他。近年は頻繁にアジアに出向き、多数のプロジェクトに参加している。日本建築学会賞、RIBA賞、朝日賞、ヴェネツィア・ビエンナーレ金獅子賞、他受賞。著書『空間へ』『建築の解体』『手法が』『栖十二』『建築家捜し』など多数。
1,800円/ 税込価格 1,980円
吉原英雄 松永伍一 現代版画センター 1977年 31×25cm ●●P
限定85部 詩・松永伍一 吉原英雄のリトグラフ3点、銅版3点入り 各作品に鉛筆サイン有り
100,000円/ 税込価格 110,000円
瑛九 1950年 18.2x13.0cm 12P
写真3枚貼り込み
テキスト:外山卯三郎
瑛九生前の1950年、松坂屋で開催されたフォトデッサン新作展目録で、瑛九によるフォトデッサンの小さな複写写真が表紙を含め3点貼り込んであります。
SOLD OUT
瑛九 1955年 9.7x13.2cm 四つ折8P
図版:70点
(1936〜1954年にかけて制作されたフォト・デッサン70点の出品リスト掲載<出品番号、作品名、制作年>)
テキスト:海老原喜之助、瀧口修造、岡鹿之助
瑛九生前の1955年1月に日本橋・高島屋で開催された展覧会の目録
SOLD OUT
瑛九 福井・瑛九会 発行 1960年 12.8x21.5cm 三つ折6P
図版:62点
(油絵、フォト・デッサン、リトグラフ、エッチング、水彩、デッサン)
テキスト:海老原喜之助、瀧口修造、山城隆一、泉茂
略歴
瑛九の没後わずか2ヶ月、1960年5月に木水育男らによって福井で開催された初めての遺作展(主催:瑛九会 会場:福井市・繊協ビル)の出品目録。
SOLD OUT
瑛九 南天子画廊 発行 1969年 23.4x16.9cm 10P
図版:21点(油彩、素描、フォト・デッサン、コラージュ、リトグラフ、銅版)
テキスト:池田満寿夫
年譜
1969年1月の南天子画廊(会場:文藝春秋画廊)主催『瑛九作品展』の図録
SOLD OUT
瑛九 埼玉県立近代美術館 発行 1986年 24.0x25.1cm 128P
図版:146点
テキスト:久保貞次郎、瀬木慎一
出品作家:瑛九、靉嘔、池田満寿夫、泉茂、オノサト・トシノブ、長谷川三郎、早川良雄、細江英公、吉原英雄
埼玉県立近代美術館・宮崎県総合博物館・和歌山県立近代美術館で開催された回顧展図録
埼玉展:1986年6月14日〜8月3日
宮崎展:1986年9月6日〜9月28日
和歌山展:1986年10月4日〜10月27日
目次(抄):
・あいさつ
・瑛九とその周辺 久保貞次郎
・瑛九という画家 瀬木慎一
・図版
・出品目録
・年譜
・アルバム―瑛九とその周辺
・瑛九著述抄
・参考文献
SOLD OUT
山田光春 青龍洞 1976年 22.4x16.2cm 480P
函無し
図版:123点
瑛九の盟友だった画家山田光春が全国をまわり資料・作品を蒐集調査、克明に瑛九の生涯を追った伝記。
目次(抄):
序章 大いに語ろう
第一章 萌芽期
第二章 展開期
第三章 彷徨期
第四章 再建期
第五章 解放期
第六章 開花期
第七章 結実期
終章 ちょっと隠れていたのだよ
・瑛九略年譜
・瑛九関係文献
・瑛九作品集(一)…作品28点
・瑛九作品集(二)…作品32点
・瑛九作品集(三)…作品32点
・瑛九作品集(四)…作品31点
SOLD OUT
瑛九 瑛九展開催委員会 発行 1979年 24.0x25.0cm 132P
図版:177点
テキスト:瀧口修造、久保貞次郎、木水育男
新宿・小田急で開催された回顧展図録
1979年6月8日〜6月20日 小田急新宿店小田急グランドギャラリー
※銅版(後刷り)1点入り・特装限定150部 スタンプサインあり
「木陰」
1953年 エッチング
限定150部 他にエプルーフ50部
刷り:林グラフィックプレス
この瑛九のオリジナル銅版画は、1979年6月に開催された瑛九展記念カタログ特製版のために刊行されたものです。
用紙はアルシュ、作品には限定番号およびサイン入り(瑛九の自筆サインを印に代行したもの)。
作品右下には今回つくられたQ Eiのエンボスが印されています。
30,000円/ 税込価格 33,000円