磯崎新 星雲社 発行 1999年 18.0x11.5cm 255P
「帰還する場所の不在、それも語りつくされました。だから"栖(すみか)"をさがして旅をするのです」
建築家が住宅を設計するということ。
それをつきつめていくと、みずからの"終の栖(ついのすみか)"に至らざるをえないのだが、それは自己撞着的な不可能な行為だと、著者はいう。
そこから見ると、世界の住宅建築のマスターピースと目されているものとはまったく別のリストが浮かびあがってきた。
思いがけない特異で軽妙な書簡体によってはじめて明かされる、住まいの真実の姿。
磯崎新が、住まい学大系第一〇〇巻の区切りに贈る書き下ろしエッセイ。
目次:
・第一信 [カサ・マラパルテ]クルツィオ・マラパルテ
・第二信 [母の小さい家]ル・コルビュジエ
・第三信 [ミュラー邸]アドルフ・ロース
・第四信 [ラ・マルコンテンタ]アンドレア・パッラディオ
・第五信 [ヒル・ハウス]チャールズ・レニー・マッキントッシュ
・第六信 [ロクブリュヌ E一〇二七]アイリーン・グレイ
・第七信 [メルニコフ邸]コンスタンティン・メルニコフ
・第八信 [ストンボロウ邸]ルートウィッヒ・ウィトゲンシュタイン
・第九信 [サミュエル・フリーマン邸]フランク・ロイド・ライト
・第十信 [孤蓬庵 忘筌]小堀遠州
・第十一信 [レイクショア・ドライブ]ミース・フォン・デル・ローエ
・第十二信 [ルイジ・ノーノの墓]磯崎新
・栖十二・後信
・[栞(しおり)]
・[編集註]植田実
8,000円/ 税込価格 8,800円
磯崎新 王国社 発行 2000年 19.5x13.8cm 205P
ル・コルビュジエは生きている
世界的建築家イソザキアラタは近代建築の巨匠ル・コルビュジエから何を啓示されたのか。30年以上にわたる著作の軌跡を辿りながら、そのコルビュジエ体験の真髄と愛着の原像を余す所なく収録。
目次:
・ル・コルビュジエはどこにいるか
・海のエロス
・旅のノート―ル・コルビュジエの日本滞在
・一九六〇年、日本はコルビュジエの忘却を始めた
・私にとってのアクロポリス
・ル・コルビュジエの「ムンダニウム」
・ル・コルビュジエの仕事
・ル・コルビュジエに関する七つの断章
・ル・コルビュジエ年譜
1,850円/ 税込価格 2,035円
資生堂 発行 2003年 24.0x17.5cm 143P
銀座の資生堂ギャラリーで2003年11月に開催された「福原コレクション 駒井哲郎作品展/未だ果てぬ夢のかたち-」の図録です。
資生堂名誉会長の福原義春氏は財界活動はもちろん、東京都写真美術館館長、(社)企業メセナ協議会理事長、(財)日本交響楽振興財団会長、国語審議委員会委員など、文化的活動にも熱心に取り組まれており、美術品のコレクターとしても有名です。
中でも福原氏が若いときから40数年かけて個人で蒐集した駒井哲郎作品は、他の美術館コレクションとは全く異なるコンセプトが貫かれています。
この展覧会には、会期中6,000人もの来場者があったそうで、駒井人気の高さと、福原コレクションの質の高さがあらためて再認識されました。
目次:
・《夢遊病者のフーガ(フューグ・ソムナンビュール)》という「実験」―駒井哲郎の初個展前後 林洋子
・再び福原コレクションについて 発見された駒井哲郎 綿貫不二夫
・とくべつの感情 福原義春
・鑑賞の手引―それぞれの<未だ果てぬ夢のかたち> 朝川佳子
・図版
・駒井哲郎作品目録
・駒井哲郎年譜 中島理壽編
・駒井哲郎:没後の記録 中島理壽編
2,000円/ 税込価格 2,200円
発行:宮崎県立美術館、埼玉県立近代美術館、うらわ美術館、美術館連絡協議会 2011年 25.5x21.0cm 292P
編集:
高野明広、小林美紀(宮崎県立美術館)、大久保静雄、梅津元(埼玉県立近代美術館)、山田志麻子(うらわ美術館)
目次:
・「生誕100年記念 瑛九展」によせて
瑛九と「美術館」 市川政憲
「瑛九さん」から瑛九へ―瑛九の「評価」をめぐって 五十殿利治
・Topic1:文筆家:杉田秀夫から瑛九へ
文筆家としての瑛九 大谷省吾
・Topic2:エスペラントと共に
エスペラントと瑛九 鈴木素直
・Topic3:絵筆に託して
私の中の瑛九 本間正義
・Topic4:日本回帰
瑛九の東洋回帰―身体的実践としての絵画の胚胎 石川千佳子
・Topic5:思想と組織
瑛九の大いなる精神の意思のまわりにあり得た現実 福島辰夫
・Topic6:転位するイメージ
異種メディアのはざまで 谷口英理
・Topic7:啓蒙と普及
技法の質問する前に実践を 島崎清海
・Topic8:点へ・・・
点描・最後の転換 矢野静明
・年譜
・没後の展覧会歴
・文献
・瑛九をめぐる5つの考察
1.瑛九―[エピソード]―私感 大久保静雄
2.都夫人を通して見る瑛九 高野明広
3.装置としての瑛九
―PLAY, FOREWARD, REVIEW, PAUSE, REVERSE, STOP 梅津元
4.瑛九のアトリエ―浦和での足跡をたどって 山田志麻子
5.アーカイヴ調査に見る瑛九 小林美紀
3,000円/ 税込価格 3,300円
山口県立美術館 発行 1994年 30.0x21.0cm 270P
1994年に開催された山口県立美術館の回顧展図録
会期:1994.10.7-1994.11.27
編集:榎本徹、河野通孝
SOLD OUT
大竹昭子 平凡社 発行 2011年 19.3x13.7cm 299P
写真の力、言葉の力、生きる力
森山大道、中平卓馬、荒木経惟、篠山紀信、佐内正史、藤代冥砂、長島有里枝、蜷川実花、大橋仁、ホンマタカシ。現代写真家10人の仕事から《日本写真》を考える
《目次》
prologue
・写真のなぞ、写真家のふしぎ
1993-94
・ヒーロー・混迷・脱出 森山大道
・記憶喪失を生きる神話の人 中平卓馬
・一九九三年六月、中平卓馬の沖縄撮影行
・"超二流"であることの自由 荒木経惟
・シノヤマは写真である 篠山紀信
・新しい潮流の出現
2008-09
・写真の狂気に"踏み込む" 佐内正史
・世界にチューニングする才能 藤代冥砂
・何をやっても写真を感じさせる人 長島有里枝
・自分の内と外を平衡移動する 蜷川実花
・命の回転数を上げて撮る 大橋仁
2011
・写真と現代美術のあいだ ホンマタカシ
epilogue 1
・《日本写真》について考える
epilogue 2
・中平卓馬の写真家覚悟
※サイン入り
2,100円/ 税込価格 2,310円
資生堂企業文化部 発行 1993年 25.7x18.2cm 159P
主催:資生堂
会期:1993年3月16日〜4月3日
監修:藤森照信、植田実
デザイン:吉川盛一
テキスト:
藤森照信「銀座の都市意匠と建築家たち」
苫名直子「三岸好太郎のアトリエをめぐって」
山脇道子「わたくしのものさし バウハウスー茶の湯」
谷川正己「短命で果てたF.L.ライトの別荘」
藤谷陽悦「夢と消えた大船田園都市構想」
五十殿利治「モダニズムの批評家 仲田定之助」
高村美佐「装飾美術家協会の人びと」
綿貫不二夫「資生堂ギャラリ−と建築家たち」 他、
発行:資生堂企業文化部
図版:392点
◆付録:[銀座建築マップ101 大正12年〜昭和14年]
初田亨編、協力・三枝進、盛本隆詩
縮尺1:2400
サイズ:75.0×101.5cm
銀座建築マップは1993年3月16日〜4月3日に資生堂ギャラリーで開催された「銀座モダンと都市意匠」展のカタログ別丁資料として発行されました。
7,000円/ 税込価格 7,700円
植田実 みすず書房 発行 2011年 19.4x13.7cm 197P
「ムーミン」「クマのプーさん」「家なき子」「ゲド戦記」ほかロングセラーの建築的フレームと細部を浮き彫りに―大人のためのファンタジー・児童文学案内。
※サイン入り
植田実 みすず書房 発行 2011年 19.4x13.7cm 193P
戸建て、集合住宅の今昔。現在のわが家、空襲で焼失した生家の記憶・・・。建築設計の最前線を半世紀見続けてきた編集者が味わい豊かに綴った「住まいのABC」。
※サイン入り
東京新聞 発行 2011年 20.6x20.6cm 304P
執筆:福原義春(資生堂名誉会長)、清水真砂(世田谷美術館学芸部長)、滝沢恭司(町田市立国際版画美術館学芸員)
SOLD OUT
資生堂企業文化部 発行 2010年 29.5x22.5cm 241P
収録図版:485点
執筆:堀江敏幸、駒井美子、福原義春、林洋子、清水真砂、福島昌子、桑原規子、三上豊、横山勝彦、西澤晴美、中島理壽(年譜)
編集協力:桜井裕子、三上豊、綿貫不二夫
鹿島出版会 発行 1993年 29.4x22.2cm 126P
SD(スペースデザイン)
特集:ラテンアメリカのバロック建築/写真:小野一郎(尾形一郎)
SOLD OUT
小野一郎(尾形一郎) 新潮社 発行 1995年 20.3x15.0cm 87P
序文:中沢新一
テキスト:小野一郎(尾形一郎)
※サイン入り
3,000円/ 税込価格 3,300円
尾形一郎 尾形優 FOIL 発行 2009年 29.7x23.7cm 128P
1.ナミビア:室内の砂丘
2.中国:洋楼
3.ギリシャ:鳩小屋
4.沖縄:構成主義
5.メキシコ:ウルトラバロック
6.日本:サムライバロック
※尾形一郎 尾形優のサイン入り
SOLD OUT
小野隆生 ときの忘れもの 2008年 29.7x21.0cm 19P
テキスト:大倉宏(美術評論家)
カラー図版:12点
略歴
デザイン:北澤敏彦(DIX-HOUSE)
編集:尾立麗子
*ときの忘れものにおける2008年新作展図録
500円/ 税込価格 550円
Jock Sturges Aperture 1994年 29.8x25.1cm 96P
全編英語。
スタージスさんの2冊目の写真集で、しばらく手に入りづらい時期がありましたので、ご覧になっていない方もいらっしゃるかもしれません。ハードカバー。
SOLD OUT
Jock Sturges Aperture 2004年 26.1x23.5cm 96P
全編英語。
初めてカラー作品が本格的に掲載された写真集です。ハードカバー。
SOLD OUT
植田正治/菊池武夫 ART INTER-RELATIONS Inc. 2003年 25.5x36.2cm 28P
アマチュア写真家を標榜していた植田正治が、初めて撮影した商業写真です。この写真集のアートディレクターをしているご子息の植田充氏に促されて撮ったものですが、砂丘をバックに展開されるモード写真は、当時、たいへんな反響を呼びました。
この本は、1983年にファッションカタログとして発行されたものを、2003年に復刻したものです。
SOLD OUT